患者さんのひと工夫(足の裏に貼ったハイドロコロイド被覆材をはがれにくくする工夫)
ハイドロコロイド被覆材60代男性(左足底の乾燥による裂傷)
【現病歴】
数年前より足の裏がガサガサしたり、切れてしまって痛くて歩けない。
【既往歴】
高血圧・喘息
【医師の説明】
石鹸での身体の洗いすぎにより皮膚が乾燥してしまったり、垢すりなどの使用で皮膚の表面が傷がついてしまうことがよくあります。身体は石鹸を使わずにお湯で流すだけにして下さい。お風呂から上がったらワセリンで保湿をして、亀裂が入った部分はハイドロコロイド被覆材を貼ってください。
以下、足底のハイドロコロイド被覆材の使用に関する患者さんのひと工夫です。
※他の患者さんの写真を使用しています。
通常は上の写真のように足底にハイドロコロイド被覆材を貼ったうえから、はがれないように伸縮性のあるテープで補強しています。
しかし、亀裂の部分以外に白色ワセリンを塗っていて、テープがうまく張り付かないことと、1日生活しているとハイドロコロイド被覆材が靴下や床に付いてしまい、洗濯や床の掃除が大変だとご家族に言われたとのことで、ここでひと工夫。
テープで固定する代わりにくっつく包帯を巻いて保護をし、剥がれとべたつきを予防していました。
サポーターのように使用できて歩行の際も違和感がなくていいとのことでした。
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