病院選びの最後の決め手はクチコミと電話対応。

その他
01 /30 2023
2019年にスマートホンの普及率が高まり、病院も患者さんに選ばれる時代となりました。その病院選びの最終的な決め手となるのがクチコミと電話対応です。

傷を負ったときに湿潤治療を受けようと思うのは、検索すると出てくる夏井院長のサイトからが多いのですが、そこから受診につながるのは、知り合いからの紹介やネットのクチコミ情報です。「何かあったらなついキズとやけどのクリニックに行ったらいいよ、と聞いていたので受診しました」との有難いお声や、「クチコミで子供に優しいクリニックと書いてあったので、大人にも優しいと思ってきました」など嬉しいお言葉をいただきます。開院6年目のクリニックにしてはクチコミの数は少ないほうだと思います。それは患者さんの自発的な書き込みを望んでいるからです。そのほうが真実の声が伝わりやすいため、院長の考えでそのようにしています。

そしてもうひとつ重要になってくるのは電話対応です。クリニックでは事前に電話で問い合わせをされる患者さんが殆どです。事務の者が応対しているのですが、患者さんの視点に立ったとても細やかなやりとりをしています。それを聞いていて、患者さんの不安が少なく受診できることがクリニック来院につながっていると感じています。

クチコミが様々な形で広がっていくなかで、傷を負ったら「なつい式湿潤治療」と言っていただけるよう、これからもただ誠実に患者さんやご家族と関わっていきたいと思います。

ハイドロコロイド被覆材をはがすときに    皮が引っ張られて痛い。

ハイドロコロイド被覆材
01 /17 2023
60代男性(両手掌多発性擦過傷)

【現病歴】
転倒して両手をついてしまった。
自宅にあったキズパワーパッドを貼っておいたが、心配になりクリニックを受診された。
【既往歴】
心房細動
【医師の説明】
浅い擦り傷や切り傷に市販のキズパワーパッドを使用したは正しい処置でした。ハイドロコロイドが白く溶けなくなるまで1日1回は交換して下さい。



以下、多発性擦過傷で角質が浮いてしまった時のハイドロコロイド被覆材の処置について説明します。
手 裂創
この写真は患者さんが自宅で貼ったキズパワーパッドを剥がした時の写真です。この症例のような擦過傷にハイドロコロイド被覆材を直接貼ると、交換する時に浮いた角質が引っ張られてとても痛くて処置に時間がかかりますがどうしたらいいでしょうか?と多くの患者さんから質問をいただきます。

手 裂創´
このような時には、浮いている角質をできるだけをハサミで取り除き、その後にハイドロコロイド被覆材を貼ると苦痛が少なく交換ができます。

湿潤治療ナース

湿潤治療の工夫や日常の感じたことを紹介させていただきます。
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