患者さんからの質問(ワセリンの量はどのくらい塗ったらいいのでしょうか?)
患者さんからの質問Q:40代女性(衣服の引火で左上腕Ⅲ度熱傷)
先生から説明があった通り、1日1回、ズイコウパッド(ズイコウメディカル)を交換していますが、その時に塗るワセリンの量が分かりません。どのくらい塗ればいいのでしょうか?必ず塗らなくてはいけないのでしょうか?
A:ワセリンは必ずしも必要ではありません。パッドが擦れて痛かったり、交換する時に傷口にくっついてしまうようならば、ワセリンを足して下さい。ワセリンを塗ることで、かゆくなり、赤いぶつぶつとした汗疹がでてくるようならば、ワセリンは少量にしていただくか、使用を中止してください。
ワセリンの量ですが、交換した時に今まで当てていたパッドを見ていただくと分かります。先ず、浸出液が少ない部分(黄色枠)に薄くワセリンをぬって下さい。浸出液が多い部分(黒枠)は傷口が深い部分ですので、擦れて痛むようならば、その箇所にワセリンを中量足してください。パッドに出血が付いている部分は、傷口が乾燥気味になっているか、傷口がパッドで擦れてしまっていることも考えられるので、ほかの箇所より少し多めにワセリンをぬっていただくといいでしょう。